将とイゴのさんぽみち

自閉症の将と弟のイゴ、家族のこと

将がわたしを連れてきた…

昨日のマンガを見返すと、

アレアレ、おかしなことにイゴの妊娠時に将がしっかり喋っている。


イゴの妊娠時 将は2歳前だったから、

まだ単語しか出ていないはずです。


だとすると、「お母さん、惰性クラブ入らない」ってわたしに言っていたのは

イゴが ねんね の時期だったかな??


いろいろな記憶を書き記そうと思っていても、すでにあやふやになっている部分もありますね💦



さて、「惰性クラブ」は明るい活動ですが、この日がな一日寝ていられる体質は結構困るものです。


妊娠時に主人に相談した時には

「妊婦さんは大変だね…」

と言ってもらいましたが

…ホントはその前から…😗💦


将とイゴが ぜんとう家にやってくるまで

わたしはパートに出ていたのですが、

パートのない日はどうしたって寝てしまうのです。


母に真剣に相談しに行っても

手元で何かを書きながら、上の空の返事。


そりゃなんとか夫にお弁当を持たせて

なんとか家事をして

なんとか家の仕事を回していたら、

あまり深刻な相談にはならないか…

と思っていたら、


母「分かるわ。

理性がダダ漏れなのよね。

こんななのよね。」(母 作画)


わたしの相談を聴きながら

起きられない状態のわたしを描いてくれていたのでした(🤡?なぜ)


えっ…でもこれは…かわいいのではないか?結構気に入ったので名前をその場で付けました。

理性ダダ漏れ、「ダダモちゃん」😙。


「そんな時期、みんなあるものよ」

と励まされ、(ほんとに??わたしの人生ほとんどこれかと?)

なんとか生きてきたのでした。


結婚記念日にわたしが主人に宛てたマンガの一部です↓




もし今も2人の生活だったら、

ブログ名は

「おくさまはダダモ星人」

だったのではないかと思います。


主人の帰るコールとともに人間に戻り、日中のダラけを主人にいかに悟らされずに、いかに効率よく家事をこなすか…!

時短ご飯をいかに手間暇かけているように見せるか…!

(「奥さまは魔女」とは違い、主人にはダダモ星人なのは秘密という設定です。)


これはこれで面白そうですが、

今、わたしには子どもがいて、否応なく起きていざるを得ない。


つまり、子どもがわたしを人間らしくさせてくれてる状態です。



そして…



いつもわたしは2人をどこかへ、

さんぽへ 公園へ 「連れて行った」。

そんな気になっているのですが…



しゃがんでみるといつもの散歩道が違う風景に見える。空が見える。


これが将とイゴのさんぽみち…


そして公園の遊具の上で

寝転んで青い空を見上げる時、


ブランコを何度も何回もこぐ時、


無心に砂場で土を掘る時、


わたし1人ならここへ来たか?

わたし1人ならこれを見たか?

わたし1人なら特別なさんぽみちと感じたか?


それを思う時、

ただ不思議な感情で満たされるのです。


それは場所だけでなく、

出会いや縁も含めてのこと。


わたしが将を連れてきたと思っていたけど、そうじゃなかった。


将がわたしを連れてきた。


子育てをしている親御さんなら みんなそう感じているのでしょうか。


将もイゴも、抱っこでわたしに手を回してくれたことがありません。


だから一般的な親御さんがもつ感情をわたしは持てないのだと思うことも多いです。


でも 親が子どもをどこかへ連れて行くのではなくて、

子どもが親を連れてきてくれたのだ…とそう感じ気がつくことは、

みんなが思う感動的な感情なのではないか、わたしはみんなと感情を共有しているのではないか…


わたしは道でしゃがんでいる時、

ただ、それを思うのです。