将とイゴのさんぽみち

自閉症の将と弟のイゴ、家族のこと

鳥人間コンテスト

ネットのニュースにも書いてある通り

台風の影響で途中で中止となりました。


2日目の人力プロペラ機部門が

滑空機部門の後に前倒しで始まりましたが(ニュースに出てるので書きますね)


晴れてはいるもののもの凄い風🌊💨


明日の中止も決定とのアナウンスがありました。


会場の出場者全員が悔しい気持ちでいっぱいだったろうと思いますが、


残念な気持ちをみんなで共有し、お互いを労わる雰囲気だったと思います。



スポンサーのIwataniさんは、

販売していたお水を中止の時点で

無料でみんなに配って下さり、

イゴもお兄さんに手渡しで貰えて

一人前の扱いを受けたと(?)ご機嫌でした。



将はというと、お出かけ大好きなので朝から割と言うことを聞いてくれて

会場に着いたら

「およぐ およぐ」と湖水浴。


松原水泳場でお父さん、将、イゴが湖水浴を楽しみました。(午前中は晴れて風も強くなかったです😊⬇︎)



ここで初めて話しますが、将はものすごいお父さんっ子で

休日はとにかく恋人同士のようなのです。


わたしが2人の間に入ることはできず、将はわたしを「恋の邪魔者」扱い。

(結構辛いですよ)


ヘルパーを付けていても

お父さんも子ども1人ずつとしか入れない為、

わたしも服でも下は濡れる覚悟でイゴを入れて遊ばせていましたが


お父さんがイゴ、

わたしが将の介助に変わった時、


「お母さん、入らないで。

服が濡れちゃうから。」 と!

(この夏に入って急に場面に合った

ことをハッキリ言うようになっています!)


わたしは一瞬、「ジェントルマンだね、将😍」

と涙が出る思いでしたが、


ん?

???


もしかして…

ただの…将の「服のままでは水に入らない」というルールの中でのこだわり…?


どちらかは分からない…

としばし考えながら手を繋いでいると


将の独り言の呪文が…


「オトウサンとハイル オトウサンとハイル オトウサンとハイル オトウサンとハイル…」

(言葉の抑揚がない時とイントネーションが日本語話者でない感じの時とありますが、それでこのセリフは地味にショック…🤡)


今もくっ付けたベッドから追い出され、もう一つの部屋で1人寝転んでいます。

(半年前にお父さんが取ったプランの部屋は5人泊まれる部屋だったので

ベッドも5つあります🛌)

(↑ 鳥人間コンテストの日は会場近くのホテルはすぐ満室となるので、宿の予約ができる時点で取れるところを予約する為です。ワンちゃんと泊まれるプランの部屋らしく、玄関に大きな柵が😅💦)


男3人分かり合えることがこれからも沢山あるんでしょうね。

9時に寝たので起きてしまいましたが

また寝ようと思います😢


台風の被害が大きくなりませんように。

プロペラ回転への執念

明日から鳥人間コンテストを見に彦根へ行く予定です。


将もイゴも風邪等ひかず元気なのですが、まさかの台風が…。


一週間前はお天気だと予報では出ていたので

大会へ向けて準備してきた学生さん方 辛い気持ちだろうなぁと思います。


明日は近所でも大きなイベントがあるみたいだし、どこも大変ですよね…。



鳥人間コンテスト自体

テレビの企画で行われているから動画など取らないようにと看板に注意書きが書かれています。


なので大会の様子はアップできませんが

この具合だと何機くらい飛べるか分からないですね😐💦


ちなみに わたしは人力飛行機の設計などはよく分からないので、

ただ浜で飛ぶのを待ち、

2日間のイベントを2時間に編集する

人たちはすごいなぁと思って見ています。


いい距離を飛んだからといって

テレビでは一瞬の紹介だったり、


あまり飛ばなくても面白い企画(昔飛んだ青年が今中年になって帰ってきた!など)

だと放送時間が長かったりします。


自分のチームが一瞬だけしかテレビに映らなかったらショックだろうな…

とかそういったことを延々と考えながら

玄人(設計に詳しい?)のおっちゃん達のうんちくを横耳で聞き、

暑い浜の上(もちろん日陰ですけれど)

じっと飛行機が準備できるのを待ち続ける忍耐のイベントです。


そんな中でのわたしの楽しみ方は🤡♪


昨年テレビで見たパイロットが

後輩にアドバイスをしているのを遠くから見るのが好きです。


昨年より明らかに肥えてる人もいて(失礼な言い方ですが、

パイロットはかなり絞られた身体のため、肥えて普通の体型ですので😅)


ああ、我慢していたご飯を食べた、幸せな一年だったんだな…とこちらも幸せな気持ちになります。


パイロットの責任から解放されて

好きなだけ好きなご飯を🍚✨


でもパイロットを任されて

挑んだ1年間(2年間?)も充実したものだっただろうしなぁ。


そう、それは青春…

としみじみ。



ちなみに主人はこの鳥人間コンテストに大学時代の青春を捧げ、

そのうち1年は台風によって飛ばせなかったという経験から


社会人になっても続けたそうなので

彦根は主人の青春の舞台です。

(準優勝したそうで(🤩)録画したものを見せてもらいました。)


ちなみにプロペラ担当だったそうです。(もちろんパイロットではなく製作担当)


そう。

回転するものに異常な興味を示すというのも

自閉症かどうか判断するチェックシートにありました。


でも、

わたしは将が室外機や扇風機に異常に興味を示すのは


主人(お父さん)のプロペラ回転への執念が遺伝しているからだと

そう思っていました😅💧

漢字ドリルに感想文

どんな小さな子どもでも、

話の中にはものがたりがあるんだなぁと

将を育てて実感しています。


言葉は稚拙であっても

「絵本」のような…


大人だったら話す時間が短くても

エッセイだったりコラムだったりします。


だからわたしは感想が言える。


つまり、相手が話したことに対して

相づちが打てたり

自分の気持ちが言えるのです。


今は少し将の話の傾向を掴んできた気がするのですが、

将が機嫌がいい時でさえ、辛い時間となる時があります。


将は突然 文脈と関係のないことを言い

その後もどんどん関係のない文が続きます。(それが自閉症の一つの特徴と言われますが…)


将はわたしの相づちを求めますが、

いわば 漢字ドリルに感想文を書くような難しさを感じます。



夏休みの宿題と言えば、読書感想文がありますね。

わたしはその宿題は好きな方でした。


課題図書はだいたい3冊から選べましたが

小学生の課題図書に選ばれるということは

恐らく考えて欲しいテーマがあるということ。


あとはテーマが難しくないと思った本を選んでしまえば しめたものです。


そしてどの先生が読んでも無難な考えを書いてまとめたら完成です。


非常にかわいくない子どもに感じますが😅

小学校はどこか無難にまとめることを求められていると思っていたような気がします。(子どもの頃に思ったことなので実際そうなのかどうかは分かりません)


そのうち中学、高校まで進むと「本当の自分の考え」を表現できない自分を知りますが😫


「先生」を意識せず、自由に思ったことを書ける今が1番かなぁ😙


と、前置きが長くなりましたが

そんなわたしのところに来てくれたのが将。



「エアコンが吹いているからティッシュひらひらしてる」

あ!そうだね、よく気がついたね!

「蓋がないから 買ってくる」

蓋? それ、もともと蓋ないよ。

「重いカバンは黒い…」

ふむ、そうなんだー。

「そこ、開いてる」

どこ?!どこも開いてないよっ💢


(この会話の流れ、将の中では繋がってるのかなぁ🤔?)


将は何も悪くないのに

沸点が下がり、常に沸騰寸前でブクブクしているわたしなのでした。


(こうして書くとなんてことないようにも感じます…が😭)