将とイゴのさんぽみち

自閉症の将と弟のイゴ、家族のこと

嵐が去るのを待つばかり

暑い日が続きますね。

お友達に聞くところによると、

小学校の様々なイベントが中止になっているそうで…。


将とイゴも出来るだけ車やバスで移動させています。



将ですが、言葉を話すようになった分、わたしと違うものを見ていることがはっきり分かるようになってきました。


赤ちゃんの頃から将は演歌が好きで一緒に歌謡ショーを見てきました。


わたし自身、歌番組自体をあまり見ないけれど(車のFMで聞く程度です)、

将が好きならと一緒に見てきた結果、

歌手の方も前より知り、演歌の世界も素晴らしいと思ってきたところです。


でも最近、話せるようになった将は

照明の話しかしなかったのです。


例えば、

「あのカーテンが閉まったから夜になった。」(暗い照明)

「明るくなった。赤からオレンジになった。」「お空キラキラしてる」

(スクリーンの様子を言っています)


将自身も歌も聞いてはいると思うのですが、関心ごとはそっちだったのか!とびっくり。


「お母さんといっしょ」の人形劇を見てても、内容は頭に入らない様子で


「靴のままお家入ってる…」

「ここは汚れてもいいとこ!」


と、チョロミーのお部屋のシーンなのに、彼女が靴を履いているのが気になってあとは目に入らないようでした。


なるほど…。


ちょっと話はそれますが、

昔 ピンクの電話のよっちゃんが、

「アタシ、裏声を地声だと勘違いしてこうなっちゃったのオ!」

(若い人は知らないかな…

声が常に裏声の芸人さんです)


と言ってらっしゃるのを今でもなぜか覚えてるのですが、

今の将がまさにそう。


「家では泣き叫んで話す」と勘違いしてるのかな?と思うくらい、

朝から泣き叫ぶ声のトーンでずっと話すのです。


外ではしないので

何かストレスを感じて、家でわたしに訴えてると思っても

わたしにも我慢の限界が…


月曜日から辛い毎日でした。


でも、そうだな…。

将ばかりがいる将の国にわたし1人で行ったら違和感感じるだろうなぁ。



こんな感じ…?


わたしは鯛やヒラメの舞い踊りについて(内容について)話したいのに

「将たち」はもっぱら照明の話ばかり。


えっ乙姫さまの話じゃないの?


なんか違和感。

なんかストレス。


そんな連続を毎日何度も繰り返し、

我慢の限界とばかりに叫ぶのだろうか。


今日は言語聴覚士さんのところへ行く日だったので、そこで先生に涙ながらに話をしました。(将には将の先生がつき、別の先生がわたしのカウンセリングも行なってくださいます。)


先生はいつも何もアドバイスはされない為、

「何もアドバイスは仰らないのですね」と言ったところ(感謝の意味で)


きっとなんでもやってこられただろうから…。

今は嵐が去るのを待つときなんです。

何をしても風は吹きますから…。


と。


何か対策はないか?と思ってきたけれど、確かにやれることはやってきました。

言って聞かせる、抱きしめる、

玄関の外に一時的に避難(?)する…


でも先生の言葉に納得しました。


今は嵐が去るのを待つばかり。


将がもう少し大きくなって、

表現の幅が広がったら…

不安を表現する他の何かを習得できたら…


子育て中のみなさん、明日も頑張りましょう😭💦

将がわたしを連れてきた…

昨日のマンガを見返すと、

アレアレ、おかしなことにイゴの妊娠時に将がしっかり喋っている。


イゴの妊娠時 将は2歳前だったから、

まだ単語しか出ていないはずです。


だとすると、「お母さん、惰性クラブ入らない」ってわたしに言っていたのは

イゴが ねんね の時期だったかな??


いろいろな記憶を書き記そうと思っていても、すでにあやふやになっている部分もありますね💦



さて、「惰性クラブ」は明るい活動ですが、この日がな一日寝ていられる体質は結構困るものです。


妊娠時に主人に相談した時には

「妊婦さんは大変だね…」

と言ってもらいましたが

…ホントはその前から…😗💦


将とイゴが ぜんとう家にやってくるまで

わたしはパートに出ていたのですが、

パートのない日はどうしたって寝てしまうのです。


母に真剣に相談しに行っても

手元で何かを書きながら、上の空の返事。


そりゃなんとか夫にお弁当を持たせて

なんとか家事をして

なんとか家の仕事を回していたら、

あまり深刻な相談にはならないか…

と思っていたら、


母「分かるわ。

理性がダダ漏れなのよね。

こんななのよね。」(母 作画)


わたしの相談を聴きながら

起きられない状態のわたしを描いてくれていたのでした(🤡?なぜ)


えっ…でもこれは…かわいいのではないか?結構気に入ったので名前をその場で付けました。

理性ダダ漏れ、「ダダモちゃん」😙。


「そんな時期、みんなあるものよ」

と励まされ、(ほんとに??わたしの人生ほとんどこれかと?)

なんとか生きてきたのでした。


結婚記念日にわたしが主人に宛てたマンガの一部です↓




もし今も2人の生活だったら、

ブログ名は

「おくさまはダダモ星人」

だったのではないかと思います。


主人の帰るコールとともに人間に戻り、日中のダラけを主人にいかに悟らされずに、いかに効率よく家事をこなすか…!

時短ご飯をいかに手間暇かけているように見せるか…!

(「奥さまは魔女」とは違い、主人にはダダモ星人なのは秘密という設定です。)


これはこれで面白そうですが、

今、わたしには子どもがいて、否応なく起きていざるを得ない。


つまり、子どもがわたしを人間らしくさせてくれてる状態です。



そして…



いつもわたしは2人をどこかへ、

さんぽへ 公園へ 「連れて行った」。

そんな気になっているのですが…



しゃがんでみるといつもの散歩道が違う風景に見える。空が見える。


これが将とイゴのさんぽみち…


そして公園の遊具の上で

寝転んで青い空を見上げる時、


ブランコを何度も何回もこぐ時、


無心に砂場で土を掘る時、


わたし1人ならここへ来たか?

わたし1人ならこれを見たか?

わたし1人なら特別なさんぽみちと感じたか?


それを思う時、

ただ不思議な感情で満たされるのです。


それは場所だけでなく、

出会いや縁も含めてのこと。


わたしが将を連れてきたと思っていたけど、そうじゃなかった。


将がわたしを連れてきた。


子育てをしている親御さんなら みんなそう感じているのでしょうか。


将もイゴも、抱っこでわたしに手を回してくれたことがありません。


だから一般的な親御さんがもつ感情をわたしは持てないのだと思うことも多いです。


でも 親が子どもをどこかへ連れて行くのではなくて、

子どもが親を連れてきてくれたのだ…とそう感じ気がつくことは、

みんなが思う感動的な感情なのではないか、わたしはみんなと感情を共有しているのではないか…


わたしは道でしゃがんでいる時、

ただ、それを思うのです。

惰性クラブ

子どもがなかなか寝ない時、

「お化けが来るぞ」と親に言われる、というのが昔よくありましたが


今でもそういうアプリがあるとテレビで見たことがあります。(鬼から電話がくるアプリと紹介されていましたが…使ってらっしゃる方いるかな?)


将とイゴもお父さんから

「ガオーさんが来ちゃうよ」

と言われているため、何のことか分からなくても

「ガオーさんが来る前にネル。」

と休みの日には言って寝るのが習慣になっています。


(ガオーさん=「探偵ナイトスクープ」の企画キャラ。寝ない子どものところへ容赦なくやってくるトラウマ的な存在です。)


しかし、将が本当に怖いのは

鬼でもお化けでもない、

平日にお母さんが活動する

「惰性クラブ」なのです…💀🙀


これは今は基本活動していないのですが、

イゴを妊娠していた時や

去年プレ幼稚園のない時に、よく活動していました。


将が騒いで何もかも嫌になった時、

自分の中でクラブ活動を行なっていいルールになっていて、


ただ「お母さんは惰性クラブに入る!」と宣言して

ただただ好きなだけ寝る

という活動なのです。(実際は活動はない)



将はこれがものすごく嫌い。


去年は家より、外で室外機の設置を観察しに行くことが大好きだったので

この宣言を受けることは

家遊びを宣言されることでした。



そしておとといから始まった夏休み。

お友達と遊んで帰って、エアコンをつけてイゴを寝かしつける…

と、ここでやってしまいました。


久しぶりの「惰性クラブ」…


将は最近、洗面所で水遊び(ひたすら水を流す)をするようになって、

おちおち寝ていられなくなったというのに

イゴの昼寝と一緒に、うっかりと。


13時半に寝て、気がつくと18時7分!!!

えっ…🤡…?


そう、これは想定内!!!


分かっているから寝ないようにしてたのに🙀ー‼️


そうです、わたし、殆ど寝てられるタイプみたいです…


将とイゴもしっかりと惰性クラブの活動をしており(寝ている)

仕方なくお父さんが帰ってきてくれるまでみんなで起きていることに。


夏休み、初日からぺースを乱してしまったのはお母さんです…💧


休みは割と予定を入れていて、

お友達には感心されることもありますが、違うのです。


予定がないと寝てしまうんです。