将とイゴのさんぽみち

自閉症の将と弟のイゴ、家族のこと

七夕のお願いは…

今はなくなったオウム返しですが、

去年の今頃はオウム返しが主でした。


将はプレ幼稚園にも行っていたけれど、幼稚園のない日はどこへ行こうか…


オウム返しの答えと分かってはいても、今日はどこへ行こうかな…

何をしようかな…

将に聞いてみます。


「どこへ行く?」

ドコヘイク


「何をする?」

ナニヲスル


「児童館行く?」

ジドウカンイク


「イオン行く?」

イオンイク



育て辛さは感じても、

まだ診断を受けていなくて、

どうしてこういう会話になるのかわたしが分からなかった時です。


そのうち将とのやり取りが面白くて行けない場所も交えて会話を…😃



宇宙がどこか分からない将と

こんな会話をしていると、

本当に簡単に宇宙に行けるんじゃないかとふっと笑ってしまうのでした。


他のお友達がその年齢らしい七夕のお願い🎋をお母さんと書いて提出する時、


わたしはこの会話を思い出し、

「宇宙飛行士になりたい」

と将の願いを書いたのでした。


今年は将の担任の先生が書いてくれました。


七夕のお願いごと…


(豪雨が酷く大変な思いをされている方も多い中です。一日も早く普段の生活が戻りますように…)


わたしの個人的なお願いごとは、

「いつか将自身がなりたいものを

わたしに教えてくれますように😌」



そういえば。


宇宙飛行士といえば、

わたしが子どもの頃、姉妹のニコちゃんが「宇宙飛行士になりたい」

と言いまして。

わたしは宇宙なんか遠くに行かないでと泣いてすがって止めたのでした。


将の願いにしちゃうなんて、

わたしも大人になりました。

(もう立派なおばちゃんです😅)

激しい感情伴う恋愛?

あるイベントで風船の無料配布があり、

喜んでくれたら嬉しいなあと

列に並んで風船をもらいました。


すると息子の将は軽くパニックになっている様子。



わたしはまだまだ経験不足で

何が将を不安にさせているのか

咄嗟には分からないのです。


わたしが学生の頃、流行った歌を思い出しました。





今、その感情が分かる身分となってしまいました😅


わたしも「どうにかして将のなかに入っていって


その瞳から世界をのぞいたら

いろんなことちょっとはわかるかも」



子どもの気持ちが分からないとこちらも辛いですし、

喜ぶと思うことがかえって悪いことになったりやるせない気持ちになることが多いですが、


自閉症の将との生活に少しでも笑いがあったら

それを書いて残して

成長を見守っていこうと思います。


ちなみに帰り道に気がつきました。

「メトロノームのような正確な揺れを刻む風船だったら将も満足だったのかな?」